電話の用事が終わり、俺と圭吾さんと晴也さんはたまり場に戻る。

と、そこには信じられない光景が広がっていた。

「え、じゃあ奏斗さんってもう少しで引退しちゃうんですか?」

「あぁ、そのつもりだ。いつまでも‥‥ここには居られない」

「そんな‥‥って、あ、3人ともお帰りなさい!」

理央奈ちゃんが、俺たちに気付いて笑顔で振り返った。