「俺は、橘圭吾(タチバナケイゴ)星龍の総長補佐だよ、よろしくね」


ソファーに座っていた黒髪の人が言った。

「あ、よろしくお願いします!」

私が圭吾さんにそう返事をすると、ソファーに座っていた茶髪の人が口を開く。


「俺は、叶晴也(カノウセイヤ)圭吾と同じく総長補佐、よろしく!」

私は、おずおずと差し出された手を握り返した。