「いやー遊んだなぁ!!」



「海にぃの絶叫系の駄目さにはほんとに笑ったね!!」



「な、おまえだってゴーストハウスで悲鳴あげてただろ!!」



相変わらず言い合いをする海にぃと友をよそに、私は陽にぃの腕を引っ張って言った。



「ねぇ陽にぃ、最後に観覧車乗ろ?」



「お、いいな。あいつらは放っといて行くか」



私と陽にぃは、2人で観覧車に乗り込む。



「うわぁーやっぱり綺麗!!」



「すげぇなー」



2人で景色を見て、ほのぼのとしていた時。



陽にぃが、唐突に言った。





「俺、理央奈が好きだよ」




「?私も陽にぃのこと好きだよ?」



「違うよ、妹としてじゃなくて・・・女として」



「・・・・・えっ?」