橙色に耀く夕陽が西に傾き、机や椅子から延びる長い影が まるで変幻自在のオブジェの様なアートを創る教室。 放課後、日誌を書き込んでる私の机に [トンッ]と人差し指と中指が揃えられた その綺麗な指の主を確認するようにゆっくりと顔をあげる 私の速度に合わせるように低い声が発せられる。 「付き合って欲しいんだけど・・・。」