「――っ」



 盗み見てた事の恥ずかしさと、頭の脳内も一緒に見られた気がした私はキッチンの下に咄嗟に隠れてしまった。



「〜〜〜〜〜っ」


「………優子、さん?」




 ……どうしよう。

 返事が出来ない。






ギシッ……パサ…




 蓮くんがこっちに来る気配がする。


 どうしよう……。

 うずくまったまま身動きできない。



 ――なんで…っ

 心臓…うるさいっ



「優子さん?」

ビクッ


 彼の声がすぐ後ろから聞こえる。