「きょうね、ほいくえんでゆみせんせいとおえかきしたの!」
四人の中で一番おしゃべりのアカリちゃんが、私にいつものように、今日1日の出来事を話し始めた。
私はそうなの?と、少し大袈裟に話を聞きながら順番に手を洗わせていく。
それが終わると、みんなでリビングに行き、ご飯を食べるのだ。
「でねー」
アカリちゃんの話はまだ終わらない。
私はみんなと食卓に着きながら、話を聞く。
「はいはい、アカリちゃんおしゃべりおしまい!
みんな、ちゃんと手を合わせて」
馴れた様子で和音ちゃんが「いただきます」と言うと、全員で「「いただきます!」」と言って食事を始めた。
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