「あの時も今も、あなたはキレイだよ」 俺も微笑めば、彼女は恥ずかしそうに目をそらした。 「………蓮くんは相変わらず激甘だよ」 ―――それは、あなただからだよ。 「そういえば、どうしてこんな山奥に?」 俺が泊まってるのを思い出したのか、彼女は首を傾げた。 「海斗が会社の秘書と結婚したんだ。 ここから近い教会で結婚式挙げたんだけど、なんでか俺も一緒にここで一泊することになって…」 .