「海斗、麻由美さん。改めて、結婚おめでとう」
「ははっ サンキュ!」
「九条社長、ありがとうございます」
みんなが落ち着いた頃、今日の主役の海斗とその嫁さんが俺の元へ挨拶にきた。
俺の言葉に、普段はキリッとしてる海斗はしまりのない顔で答えて、隣にいる麻由美さんは、今まで見た事ない柔らかな笑みで深々とお辞儀をした。
「木崎さん、キレイだね」
純白のウェディングドレスに身を包んだ彼女は、本当に綺麗だった。
素直に出てきた俺の言葉に、彼女は頬を赤らめ小さく「ありがとうございます」と呟いた。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…