あれから3年―――…






「おめでとう!」


「幸せに〜!」




 緑豊かな郊外。


 その中にある、一際キレイな白亜の古い教会。

 溢れんばかりの花びらが舞う中、幸せに溢れた二人が扉から出てきた。




「海斗!幸せにしろよ〜」

「麻由美さんおめでとう!」




 季節は巡り、また桜の舞う春がきた。