愛する人。

「はっ？　――んっ」



　いきなりの、深い口づけ。


　――これから会議だよね？！



「ん…　ちょ…っ」

「……黙って…」



　――溺れて息も出来ない。










「――信じらんない…」



　あれから私の足を撫でる彼の手に、本気でどうにかしなきゃと思った時……


『蓮、優子さんを困らせるなよ』


　呆れた顔の海斗くんが、蓮くんを止めてくれた。



　本当に助かった……。



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