初めて見たときは彼女の肩までだった髪は、この数年で胸の近くまで伸びていた。 俺に気付く事なくベンチに座り、本を読んでいる彼女。 俺は少し離れた場所で彼女を意識しながら、ベンチに腰掛けた。 彼女は、篠田 優子さんと言って、裕太にぃの高校からの彼女だ。 付き合ってすでに6年以上。 社会人になってからもちょくちょく会いに来てくれるんだ。なんて、いつもはにかみながら裕太にぃは彼女の事を話してた。 そんな彼女の話を聞きながら、いつしか彼女は、俺の憧れの女性になっていた。 .