『僕は基本的に土曜、日曜休みなんですが土曜は比較的仕事が入りやすいんです。なので、土曜も夕飯作っていただけるとありがたいです。


 ……そうだ!

 どうせなら日曜日もどうですか?料理を少し覚えたいし。


 日曜のお昼と夕飯、僕に料理を教えて下さい!』





 ……断れないよね。



 この三ヶ月で分かったこと。

 蓮くんは絶対に断らせない。




 一休みのつもりが、気付いたらすでに16時。日が傾き始めていた。


「――いけない!夕飯の用意しないとっ」