「……あの人との事……ちゃんと話さなくて、ごめん。 あなたに全て話さなくちゃいけなかったのに……俺は何も、言わなかった……」 私の瞳を見て話す蓮くんに、私の瞳は揺れ動くばかり。 「……全て話すよ。 あの人との出会いから、あなたとの出会いも。 ……全て」 私の心の傷からドロドロと 赤い血が流れ出した――…。 .