愛する人。





 ……見れば見るほど昨日と全くの別人。


 失礼だと思うけと、マジマジと見てしまった私。



「ふふっ 私の顔に何か付いてる?」

「いえ…っ すみません……」


 両手をブンブン振りながら否定するも。

 それでも向かいに座ってるお母さんから、目が離せない。




 ……昨日と全くの別人だわ。



 髪は後ろで一つに縛り、顔は全く化粧っ気が無い。口紅は薄くひいてるけど、なんか消えかけてる……みたいな。

 メガネは黒縁の分厚いメガネで、本当に、昨日の華やかな姿が嘘のよう。