愛する人。






 ショーケースの中のケーキはどれも美味しそうで選びきれなかった。


 結局、店員のお姉さんと迷いに迷って、5個を箱に詰めてもらった。




「このケーキ屋さんいいねぇ!

 また来たいなぁ♪」



 気分上々で鼻歌交じりで言うと、


「またいつでも連れてきてあげるよ」



 可笑しそうに笑いながら、次の約束をしてくれた彼。



 やったね♪