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「業者には頼んでるから土曜には荷物纏め終わらせてね?」


 いつもの笑顔で私に言う。



 ……絶対断らせないんだよね。いつも。

 少し遅い夕食を取って、私は帰る用意をする。



「ねえ、優子さん」

「ん?」


「………」



 話し始めない蓮くんに、荷物を纏める手を止めて彼を見る。

 が、蓮くんは何か考えてるのか、私を見ずに目をつぶってる。