「あいつは、誰?」
蓮くんは今までの口調なんて忘れ去ったように、別の人格に変わったまま。
「なんでプレゼントなんて貰ってたの?
もし付き合ってる奴なら悪いけど、今から別れに行かせるよ。
あなたを他の奴に渡すつもり無いし」
ソファーに蓮くんが座り、私は横向で膝の上に座ってる。
蓮くんは私の体をガッチリホールドして、首に顔を埋めてる。
「あ、のさ、あの人、奥さんいるんだよ?」
「は?! 不倫っ?!」
「ちっ違う!奥さんのっプレゼントを選んでたの…!」
あまりの蓮くんの勢いに私は圧されて最後は尻すぼみになってしまった。
「…チッ だからって男と二人で買い物なんて許さないから」
グイッ
「痛っ!……んっ」
いきなり私の髪を掴んだと思ったら私の顎を片手で上げ、深いキスを落とす。
激しくて熱くて
――頭が侵される
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