「くそっ!」


 今日は水族館に行くつもりだった。彼女とのデートのはずだったんだ。


 ――何があった?


 昨日彼女は確かに俺を受け入れてた。なのに、なぜ姿を消した?

 只の買い物ならいい。すぐ帰ってくるなら。


 ……でも…。



プルルッ

『……お客さまのおかけになった電話番号は現在使われておりま』…ピッ




 繋がらない電話。


 そんなの決まってるだろ。




キキーッ

「邪魔だっ!早くどけ!」




 俺から逃げるなんて許さない!

 俺から逃げるアナタには、手足をもぎ取って瞳すら取り出してやる。


 そうして、俺だけに依存すればいい――…