彼女が張り切って告げると、幸田守はやれやれ、と言いながらもお茶の準備をし始めた。
「あなたも、よかったらどうぞ。お茶菓子も提供しなさい」
「はあ…」
どうしてこうも上からなのだろうか?
「さあ、ひな、行きましょ」
レイカは少年の手を引くと、準備したテーブルに腰掛けた。
四人が席につくと、幸田守は紅茶をカップにそそぎ、海保のお菓子を出した。
「それにしても、すごい量ね…」
レイカは海保の品々を目にしながら紅茶を口にした。
「えぇ、何かたくさん貰ってしまうんですよ」
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