体育館では、校長先生や生指の先生や生徒会長が長々と話してて、とてもつまらなかった。
なので、あたしはひたすら眠りました。
気がついたころには、1年生が腰を上げ、帰って行ってるところだった。
とりあえず、次はあたし等が帰ると思い、重たい瞼を必死で持ち上げた。
⇔
教室に帰ると、みんな騒いでいたけど、あたしはさっきの続きだと言わんばかりに寝た。
……と思ったのに、奈都に叩き起こされた。
「なによう。ぐっすり寝てたのに邪魔することないじゃん。」
「ああ、ごめんごめん。」
「反省の色ナシじゃん。」
「…、今日さ、部室ついてきてくれない?」
す、するーだとぅぉ!?
ってか、スルーを平仮名で書いたら可愛くない??
人類の進化っ!!いや、違うな。人類の進歩?これもなんか違う……。
「なんだと思う?」
「何がっ!?」
「だから、人類の進化でも人類の進歩でもなくて…、頭こんがらってきたや……。」
「こっちの台詞よ。」
「ん?っていうか、何の話してたっけ?」
「部室についてきて、っていう話しでしょっ!!」
「ああっ!でもなぜに?」
「部室に置きっぱにしてるのあるから、取りに行くのついてきて、ってこと。」
「なーるー。」
ということで、あたしは奈都と一緒に軽音部の部室に行くことになった。
これが、先輩との出会いだなんて、今のあたしには知らなかった。

