「は?おい。お前――」 「とにかく、あんまり彼氏とか言わないで。」 愛実は必死に震えを止めながら俺に言ってきた。 このとき俺は感じた。 ―――このままじゃ....今の俺じゃ、愛実をこの暗く悲しい闇から救い出すことなんて、できないと。 愛実が抱えている闇は、とてつもなく大きくて、簡単には癒えないということを.... 俺はすべてを甘く見ていたということを痛感した。 これ以上今の俺が話を聞いたとしても、余計に愛実を苦しめるだけだと確信した。 だから俺は......