「ふーん。まぁいいや。」


そう俺がいうと、


「じゃぁあたしはこれで。」


と言いながら服装を戻し、ここから立ち去ろうとしていた。


「ちょっと待てよ。」


俺の横を愛実が通った瞬間、腕を掴みながらそう言った。


「なんですか?この手。」


俺はそんな愛実の言葉を無視して、


「お前......なんで本当の姿を隠している??」


そう言いながら愛実の髪の毛に手をかけた。