思わず赤面になる。


「.....ゅ....ま....」


「え??」


「悠眞!!」


あたしはこの体制にたえきれなくなり、彼の名前を呼んだ。

すると彼は満足気に笑ってた。


"ドキッ"


またたかなる胸......

お願いだからおさまって......


「後は、俺が呼んだらすぐくること。それが守れるなら今日のところは帰してやってもいいよ。」


「.......わかった.....」


「じゃぁ決まり。」


そーいってやっと彼は....いや、悠眞は、あたしの腕を離してくれた。

だからあたしは急いで図書室をでた。

悠眞が寂しそうな、苦しそうな表情をしてたなんて気がつかずに.....