普通はそんなことで目を疑ったりしないって??

でもこいつは例外だ。

だって.....いつものこいつは無表情。

感情なんてないって言われてるやつなんだから.....


"ドキッ"


そんな奴が涙を流していた。

俺はこいつを守りたい、助けたいと思った。

それは、俺が恋をした瞬間だった。


「ぜってぇ俺のものにするから覚悟しとけよ。辻愛実。」


そう涙を流しながら寝ている愛実に囁いて図書室をあとにした。


--悠眞Side END---