「お前邪魔。デブブスが。」


そう俺が罵ると女は泣きながら去っていった。


「どうせ俺の顔目当てのくせに....」


そう呟いたとほぼ同時に、

ガラッ

と図書室の扉が開いた。

誰だ??

そんなことを思いながら扉の方に視線を向けた。

そこにいたのは.....


【冷酷な悪魔】と呼ばれている女だった。