優しいあなた



季節は 世間のカップル達が
ウキウキしだすクリスマス前の
凍えるような寒さの 12月

いつも通り学校へ向かい

もうすぐ門だ というところで


「みなっちゃーん!おはよう!」


と 後ろから 同じクラスで親友の
愛弥が走ってきて

「ねえねえ!聞いてっ!
あのね 愛弥彼氏できたの」

へー 彼氏できたんだ。
ん?ちょっと待って?

「えー!彼氏!!?」

と 驚きを隠せない私


「うん 先輩の悠輔くん
みなっちゃん 知ってるでしょ?」


「あたりまえぢゃん 知ってるよぉ
へ〜 愛弥かわいいもんね よかったね♪」


「もう!みなっちゃん(笑) ありがとう
愛弥頑張るねっ!!」


なんとも幸せそうな 愛弥

悠輔(ユウスケ)くんというのは
野球部の先輩でかっこいい人。


彼氏か〜いいな〜

なんて思いながら
あまり 恋に興味がなかった私。


でもね 薄々気づいてんだ

自分がある人を目で追ってるのを

恋なんかしたことがなかった私は

これが 恋なのかなって思い始めていた。