「あ゙ーっ!!!」


プリントを職員室に運ぶ途中、いきなり叫びだした秋夜君。


「どっ……どーしたの?」


「腹減った……」


ぷっ………(笑)


口を尖らせそう言う秋夜君が子供みたいで、可愛くて、思わず笑ってしまった。


「いっ今笑っただろー!!!誰だって腹ぐらい減るんだよ!」


「ぁはははは!だって秋夜君可愛んだもん!!!」



「お前うぜー……」


普通だったらすっごい怖い秋夜君の睨み。


でも今は照れ隠しのようでそれさえも可愛く感じる。


「ごめんー(笑)★お腹減ったんなら私チョコならもってるよ♪食べる?」




「食べる〜っ!!!」



満面の笑みでそう言う秋夜君が可愛くて、愛しくて……思わず顔がニヤけた。