『あのー、すんません』 彼女に迫るおっさんに話かける。 「あぁ?」 案の定、キレそうなおっさん。 『(やべぇー面倒くせー)そいつ、俺の連れなんで離してもらっていいですか?』 「なんだと…?」 彼女の手を離し、俺に殴りかかろうとするおっさん。 だけど酔っ払いのおっさんのパンチが俺に当たるわけもなく、軽くパンチを交わした俺は彼女の手をとって走り出した。 『逃げるぞっ』 「うんっ」