『この部屋は?』
そう訊ねる私の言葉に、陛下は何も話さない。
陛下の合図で開かれた扉。
中に入ってみると、そこにあった光景は・・・
鎖に繋がれた、一匹の金色のフェネックらしき狐がいた。
すごく穏やかに眠っている。
『陛下、この子は?』
「この子は君が契約している使い魔の一匹だよ。君がいなくなってからは暴れまわって手に負えなくなってしまてね・・・、だからこうして可哀想だけど繋いであるんだよ」
私たちの話が聞こえたのか、そこに繋がれた狐がゆっくりと目を覚ます。
そして私たちの姿を見るなり、襲いかかってこようとした。

