sky princess




10分くらい歩いて、到着した場所は人気のない空き地だった。



「よしっ! ここなら大丈夫だろ」



『なんで空き地なの?』



「人気のない空き地のが都合がいいんだよ。魔力を解放して次元を渡るからな」



『魔力!? 次元を渡る!?!?』



「あぁ。蒼空、お前にも魔力が流れてる。クロス家の次期当主であると同時に、スカイクロスの姫であるお前の魔力は他の奴等とは遥かにケタ違いだ。お前が魔力の使い方を思い出せば、スカイクロスでお前の右に出る者はいない」



『そうなんだ』



現実味がないせいか、あまり驚かなかった。



「驚かないんだな」



『さっきまでの話を聞いてたらね……、さすがに驚かなくなったよ』