「まぁ、それで今日の新メンバー加入っていうのは生徒会ファンの女子にとっては一大イベントなわけよ。だって、あのイケメン達に囲まれて、毎日放課後が過ごせるんだよ?」


『それで女子達が気合い入ってるのか…』




集会が終わったあとの教室で、女子達が鏡を相手に笑顔つくってたり、髪の毛といてたりしたのは、それが理由かぁ…




「選考基準とか、発表されてないし……どういう子が選ばれるんだろ?」

『なんかすごいんだね…この学園。よくわかった』

「ほんと?良かった♪」

『うん。とににかくあいつらに選ばれないように、関わらないことが重要だね!』


「…………え?」


『当たり前じゃん!あんなややこしい軍団なんかの仲間になりたいワケないじゃん!よ~し、今日から目立たないように、静かに過ごさなきゃ』


「…う、うん。がんばれ!(普通は選ばれたいと思うんだけど)」





普段通り過ごしてても、きっとあたしなんかが選ばれるわけないんだろうけど、とにかく選ばれないようにしなきゃね!






‐ドキドキの学園生活‐

(ぜぇぇぇったい、巻き込まれませんように)