「寝坊した割にはかわいいじゃん」


そう言うと無視して俺の横を
通り過ぎる。


完全に目泳いでたんですけど…。


そのまま車に乗り、学校へと向かう。


「なあ、莉緒…」


「……………」


完全に怒ってるし…。


「昨日は…悪かった。」


そう言うと、目を大きくさせて
こっちを見てくる。


いつもはすぐにそらすくせに…。