「む……むりっ!!」 そう言って俺を押し退ける。 俺が莉緒を触ったらダメなだけで 莉緒は触ってもいいのかよ…。 不平等ってやつだな…。 そんなことされたら、 余計いじめたくなんだけど…。 「名前…読んでくんねーの?」 そしてまた莉緒を追い詰め、 壁に押さえつける。 戦闘体勢だったくせに あっけなく捕まってるし…。 真っ直ぐ後ろに下がっただけだから 俺は触ってねーけど。