専属SPは俺様王子


「なんだ、お前らか…」


そう言って、私から離れて
SPさんたちの方を振り返る。

みんな救世主だよ~!

それに無事でよかったー。

仮面の男たちは逃げちゃったみたいだけど。


「何ニヤけてんだよ、帰るぞ」


に、ニヤけてたの…?

いやいや、ありえないでしょ!


そう言っているうちに
みんな車に乗り込んでいた。

私…どんなけ意識
とんでるのよ!!


と思いながらも車に乗った。