「最近お前らしくねーからじゃん」


祐太が横から口を挟む。

俺らしくない?


「どーゆー意味だよ」


「その話は後だ。
まずは嬢ちゃんを助けることが先だ。
皇、ちゃんと車の留守番
してるんだぞ」


「ちょっ…」
そう言って止める前に、
みんな配置につきながら
行ってしまった。


ふざけんじゃねーよ…。


「俺は利口じゃないんで、
留守番放棄します」


そう言って俺も莉緒のもとに
向かう。