** 莉緒side ** 「最低…。」 そう言って部屋を出たあと、 玄関にむかい、外に出てからも ずっと走って…。 帰り道がわからなくなって…。 そしたら帰国子女さんが ひょこっと現れて…。 今、ここにいます…。 「はあ~」と私はため息をつき、 立ち上がって、部屋を出る。 「きゃっ!!」 だ…だれ? 部屋をでた瞬間、壁にもたれて 座っている人影…。 あ…もしかして…。 私は座り込み、顔を除く。