専属SPは俺様王子


「今回の事はすいません。
以後気を付けます。
莉緒、行くぞ」


スタスタ歩く俺の後ろに
響かない足音。

俺の後ろを着いてくる足音も、
もちろん人影もなく、
俺は部屋を出て扉にもたれ
そのままずるずると座り込む。


「だっさ…。」




「なんかあいつ変わったよな…。」


「なんか皇らしくねーな」


そんな会話が部屋の中から
聞こえてくる。


どーしちゃったんだろ…俺…。