「ふ、ふざけないでよ…。」


そう言って、俺のよこを
すり抜けようとする莉緒。

ま、そんな簡単には
通らせないけど。


ばん、と莉緒の顔の横に
肘をつき、足を莉緒の
足の間に入れ完全に
莉緒を出られなくする俺。

おもしろすぎて、
やめれねーんだけど…。


焦り度MAXだろ…。

目、泳ぎすきだし…。


そして俺は莉緒の耳に
顔をよせる。

さっきは押し飛ばされたけど、
次は押し飛ばされねーよ?