でっかい鯛の刺身にウニやあわび など、海産類や、お寿司など たくさん机に並んでる。 豪華な晩飯を見て騒ぎながら ほうばっている祐太をよそに、 1口も食べない莉緒。 「食べねーのかよ…。」 「そーだぞ、嬢ちゃん。 遠慮せず、いっぱい食えよ」 「…。」 また無言か…と思えば 立ってすたすた歩きだした。 どこ行くんだよ…。 俺は席を立って、 莉緒の後を追いかける。