「照れてんの?」 そう言って近づいてくる彼。 さっきみたいになる前に 回避するんだ、私っ!! 「て、照れてませんっ!!」 そう言って彼の持っている 鞄を奪って通り過ぎる。 「意外と強引だな」 「な……。」 立ち止まって振り返る私。 あなたが意地悪するからでしょっ!! 「女の子をいじめたら 嫌われるよ?」 戸惑う私を救うかのように 入ってくる声。 そしてこつこつと足音が した後、現れる人…。 あっ…帰国子女さん!!