「翔っ!!」 私は無意識のうちに翔の 名前を呼んでいた。 そして足を止め、こっちに 振り返る翔。 「翔には本当に感謝してるんだよ? 毎日苦痛だった日々の中に 一筋の光を灯してくれた。 ほんとに大好きだったよ…。 お父さんのことも、全部私のために やってくれたんでしょ?