Faily Tale


彼はきっと吸血鬼が嫌い。

自分の尊敬するものをその吸血鬼は一瞬にして奪ったのだ。

あたしには一応両親がいる。

兄もいる。

もう、4年くらいは会ってないけど。

そして絶縁状態にあるけど。

あたしがハンターになる、と言ったら驚いたような顔をされて反対されて家をお出された。

当然の反応だったと思う。

久々に寝ようかな。

フラフラする足取りで自分のベッドに倒れこむ。

これ、夜までに止まるかな。

あたしの首からはまだ出血している。

絆創膏どこに置いたっけな。

リズめ、思いっきり噛み付きあがって・・・