Faily Tale


眼帯はしたままでもいいと思った。

その程度の敵だろう、と。

「影分身。」

影ではなく、実体で。

手には針を握っている。

ストーカーを囲んで真後ろにいたやつが針を放つ。

針で死ぬことはまずない。

それを的確に気絶させれるようなつぼに指す。

バタン、と倒れたことを確認。

そしてきちんと息があることを確認して針を抜いた。

「しばらくは動けないでしょう。」

彼らのもとに戻った。

司さんが嬉しそうに笑っていた。