Faily Tale


今、思えばそう思ったのかもしれない。

それか、ただただ周りが見えていなかったのか。

「影分身っ!」

ついこの前お兄ちゃんのパートナーに教えてもらった。

「へえ、その年で影分身・・・でも、俺には敵うまい。」

さっと彼は手裏剣を構える。

・・・見える・・・

飛んでくる手裏剣の軌道が。

スローモーションで。

ひょいひょいとかわす。

影は消えた。

まあ、手裏剣が当たったのだから仕方ない。

「影分身!」

え・・?

実体化した・・・?

あたしの知ってる影分身とは違う。

「上級忍者だと・・・?」