Faily Tale


まだ誰もいない体育館。

「さ、今日の仕事は護衛だからね。」

「分かってる。」

ここで準備運動は済ませていく。

スカートのままだけど、まあ、いいか。

トン、トン、トン

「さすがね。やっぱり新体操部に・・・」

「入らないよ。」

さっさとやって去るつもりだったのに見つかった。

タンブリングしたのがまずかった。

1番楽しい準備運動なのに。

「ミカゲ、逃げるよ。」

「分かってるよ。」

と駆け出した。