Faily Tale



目覚まし時計が鳴りあたしは目を覚ます。


時刻は7時半。


今日は平日。


「姉ちゃん、おはよう。」


「おはよ。」


まだ眠い目をこすって居間に向かう。


「兄弟そろって遅いっ!」


お母さんから雷が落ちた。


まあ、いつものことなんだけど。


モソモソと朔弥(サクヤ)と並んで朝食を食べる。


朔弥は弟。


本当はこいつが正統後継者になるはずだったのに。


神様はどこで血迷ったのか。