「ちょっと気力の使わせすぎじゃない?」 家に帰ると海が朔弥に怒られた。 「陸翔、ごめんね。」 フルフルと首を振った。 あんなに気力がいるものだとは思わなかった。 今、あたしは彼の背中にいる。 「だいたい結界あれだけ昼間に戦ったんだから注意しろ、と海に言ったよね? 今日は俺が行って来るから。」 「朔弥、あたしも行く。」 「だめ。ちゃんと回復してからにしなさい。」 弟に怒られた。 「陸翔くん、姉ちゃんが出てかないように見張ってて。」 こくりと彼は頷いた。