Faily Tale


「姉ちゃんっ!」

遠くでチャイムの鳴る音がした。

敷地内にいるけど結界には防音になってるから。

「解除。」

「何か言った?」

「今日から特訓しよう。」

「・・・え?」

朔弥の言ってる意味が分からない。

「遅くなった。組織に手続きに行って来た。」

海が言う。

「ご苦労さん。」

「確かに、華弥には特訓が必要だな。」

「海まで何言うの?」

ていうか何の手続きだったの?

「とりあえず教室戻れ。授業が始まるぞ。」

「朔弥、ウラはどうした?」

「返したよ。今はまだ昼だからね。」

あたしは自分で腕章をはずした。