「姫、お初にお目にかかります。」 ・・・・・・・・・ 「さーくやーっ!」 校門で発狂した。 呼んだのが弟の名前なのは不思議。 隣には聖史がいるけど。 「はい。」 どこから湧いてきたのか彼はそこにいた。 「あ、言っていなかったね。彼、陸翔(リクト)さん。」 『陸翔です。よろしく。』 あらかじめ用意されてたらしいスケッチブックを見せる。 「詳しくは家で、ね?」 朔弥に言われ家に帰る。 歩くと足が痛むので彼に肩を貸してもらった。