Faily Tale


俺の知らないところで世界は変わってる。

変わりつづけている。

それに彼女は新しいものを拾った。

彼女の携帯でゆらゆらと揺れるそれは俺を挑発してるみたいでちょっとむかつく。

「これは何なんだろうね?」

分かってるはずなのに彼女は聞く。

視線はディスプレイに向けたまま。

俺は見られていないことを分かっていながら曖昧に首をかしげた。

分かってなきゃ拾いもしないくせによく言う。

「今まで禁忌を犯した人間はどれくらいいたのかな?」

楽しそうに彼女は聞く。